
sss2-1
夢:
草加さんは笑っていた。私も笑っていたように思う。
草加さんがあんな大きな声で笑う姿は初めて見た。
何がそんなに可笑しいのかはわからない。ただ、とても楽しそうに笑っていた。
どんな話題を振ればあんな風に笑ってくれるのだろうか。
答えは夢の中にあった。思い出せないのがもどかしい。
夢の中で草加さんは笑っていた。私も笑っていたように思う。
思い出せるのはこれだけで、他の事は断片すらも思い出せない。
どんな話題を振ればあんな風に笑ってくれるのだろうか。
夢は夢で完結するべきである。途中で覚めては落ち付かない。
しかし、覚めない夢はやはり夢でしかないのだと思う。
…あぁ、全てが夢のような一日であれば良いのに。
そんな事を考えながら私は再び眠りについた。朝はまだ来なくて良い。
20080503
sss2-2
メイド喫茶的津田っち:
津田「スキスキスー フワフワフー マイメロメロ〜」
草加「…?」
津田「コーヒーをより美味しくする魔法です」
草加「???」
津田「ほら、草加さんもっ」
草加「??????」
津田「スキスキスー」
草加「…スキスキスー」
津田「フワフワフー」
草加「…フワフワフー」
津田「マイメロメロ〜」
草加「…マイ、メロメロ…」
20080510
メロメロ〜
sss3
平和な事か:
私は、小さな池の前で佇立していた。
大量の鯉が水面に口を出し、パクパクと開いて餌を強請っている。
それぞれが尾鰭を激しく振るのでパシャパシャと水が大きく跳ねる。
食べかしの饅頭を小さくちぎって放ってやると鯉は犇めき、ばたついて体をぶつけ合い、饅頭の屑を奪い合った。
均一に行き渡るように、遠くにも投げてみたが見向きもしない。
どうやら眼前にある物しか見えていないらしい。
池の縁取る煉瓦にはぎっしりとこびり付いた苔が、その近くにはアメンボが悠々と水面を滑っていた。
緑色に濁った水の中は塵のような生物が充ち満ちて、
それらは生存する為の単純な基本行動を繰り返して果てていく。
池に住む者の世界は平面であり、有限である。
定めの全ては神の仕業であり、四辺を囲う壁の存在を疑う事もない。
彼らは透明な障害物を打ち壊す術を知らずして、返り来る光の集合を受け入れず、ひたすらに藻掻く。
外界を知る余地が無ければ羨む事もない。信仰は自らを防護する役割を果たす。
事象の始まりが0である可能性を認めようともせず、0でない可能性すらも認めない。
空に想うは自らを貶める。侵略無き平穏は安泰である。
嗚呼、なんて平和な事か。
20080606
If it were not for belief, we could not live.
(信念が無ければ我々は生きる事は出来ないだろう)
sss4
2人の関係:
草加「おい、あまり私を見るな」
津田「は…?」
草加「顔が緩んで困る」
20080515
aoto.
08/10/18迄の拍手お礼

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スキスキスー フワフワフーはマイメロのOP。山田ひろし作詞(←全てにおいて天才としか)
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