草加さんの話は難しい。聞いていると眠たくなる事がある。 唇から流暢に流れ出る難解な言葉の並びは、頭の冴えない私にはよくわからない。 だから私は適当に相槌を打ったり、「はい」だの「いいえ」だの短い返事をしたりする。 酷い時にはあからさまに語尾を濁してしまう。

草加さんは私が話の内容を理解していない事ぐらい気付いているのだろう。 なのにどうしてこうも熱を入れて話すのか。私を相手にしていて楽しいのだろうか。常々疑問に思う。 時々意見を求められるが、正直私は戸惑ってしまう。「わからない」と答えることも多い。 意見を求める相手は私で良いのだろうか。私でなければいけないのだろうか。 私でなくてはいけないから、草加さんはいつも私にこうして話すのだろうか。

草加さんの話は難しい。頭の冴えない私には話の内容がよくわからない。 草加さんに悪いと思いつつ、今日も瞼が重たくなる。

aoto.
06/12/31


自意識過剰な津田っち。